アトピー性皮膚炎は、「増悪・寛解を繰り返す、瘙痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ」と定義されています。またアトピー素因とは、「(1)家族歴・既往歴(気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎のうちのいずれか、あるいは複数の疾患)、または(2)IgE抗体を産生しやすい素因」と説明されています。 症状はかゆみを伴う発疹で、皮膚が乾燥してざらざらすることが多いです。肘や膝の内側のくぼみ、顔、首などによく現れます。病因としてはほこり・カビ・ダニなどのアレルギーによる場合と、アレルギーが認められない場合に分かれます。遺伝子の関わりも研究されています。 |
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じんましんは全身もしくは一部の皮膚に、大小さまざまな発疹が現われ、強いかゆみを伴う症状です。発疹は数分から数時間で消えてなくなります。アレルギー体質の人に多く見られるともいわれますが、外部刺激やストレス、食品(サバ、エビ、卵など)などでも起きますので、はっきりとは原因は分かっていません。原因が分かっている場合には、その物質との接触を避けます。抗アレルギー剤やステロイド剤を使うこともあります。 |
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皮膚糸状菌(白癬菌:カビの一種)が足に感染して起こる病気です。感染の機会は非常に多くあります。家族内に白癬菌の感染者がいる場合、同じ施設での集団生活、プールや共同浴場の利用などは特に感染の危険性が高くなります。 |
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帯状疱疹は、水ぼうそうと同じく、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされます。子供の頃に治癒した水ぼうそうのウイルスが生き残っていて、神経節内に潜伏していたものが再活性化し、発症します。60歳以上の人に多く見られます。 |
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年配の方の顔面によく見られ、褐色から黒色をしているざらざらしたしこりです。悪性化の恐れはほとんどありませんが、かゆみを伴うことがあります。 |
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前立腺肥大症は、50歳以降の男性に起こりやすく、年齢とともに前立腺組織が大きくなってしこり(結節)になり、頻尿あるいは尿が出にくくなるといった排尿の異常が起こります。 |
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膀胱炎は、細菌感染で膀胱に炎症を起こす病気です。泌尿器科の病気の中でもっとも多く発生します。女性が圧倒的に多く、特に20歳以上の性活動期の女性が発症しやすい疾患です。 |
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性行為などによって感染する病気のことです。性病と同じという認識の方も多いですが、性行為でうつる病気がSTDにあたります。淋病、梅毒、HIV感染、伝染性単核球症、B型肝炎、尖圭コンジローマ、トリコモナス、マイコプラズマ、クラミジア、ヘルペスなどがあります。 |
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